専門医研修をお考えの方

専門医研修プログラム

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名古屋市立大学病院総合研修センターと連携してプログラムの設計をすることが可能です。
内科専攻医研修からSubspecialty研修、大学院入学までの一連の計画立案をバックアップいたします。

専門医研修プログラム
について

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専攻医3年間のうち、基幹施設である名市大病院および連携施設でそれぞれ1年間以上の研修を行います。
連携施設の中でも地域医療や指導体制が充実した5施設を「地域医療密着型連携施設」と位置づけ、Generalityとしての経験を積むため2年次の修了までに半年間以上研修を行います。
必要な症例経験を満たせば、専攻医2年次以降は「自己研鑽研修」としてSub-specialtyだけでなく僻地医療、感染症やがん診療など内科医として自分を高める研修を選択することも可能です。

専攻医終了後、腎臓内科医として
名古屋市立大学病院や関連病院勤務にて経験を積んでいただくことが可能です。

研修モデル

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専攻医
研修
4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
1年目 基幹施設(名古屋市立大学病院)
血液・腫瘍 腎臓 神経 膠原病 内分泌・代謝
プライマリケア当直研修を実施。
1年目に基幹施設でJMECCを受講(プログラムの要件)
2年目 連携施設1 連携施設2
消化器 循環器 呼吸器 感染症・
アレルギー
総合内科 不足診療科の研修
内科学会または内科系学会での発表。
連携施設での週1回の初診外来担当
内科専門医取得のための
病歴提出準備
3年目 自己研鑽研修
連携施設3 基幹施設(名古屋市立大学病院)
例:
がんセンター研修
Subspecialty研修(例:血液・腫瘍内科)+大学院入学
その他
プログラムの要件
安全管理セミナー・感染セミナーの年2回の受講・CPCの受講

プログラムの目的と特徴

01基本理念
医師として全人的に患者に対する姿勢を身につけることを第一の目標とする。腎臓内科学は腎臓原発性の疾患のみならず、全身性疾患の発現場所である腎臓疾患を対象とするが、その臓器特異性を理解し、病態の把握を確実に行う能力を身につけ、最適な治療法を選択するための研修をおこなう。
02一般的目標

上の基本理念を念頭に置き以下の事を目的とする。

  • 腎疾患の診断に必要な検査を選択し、適応の有無の判断力を身につけるとともに、一部は確実に実施出来る能力を身につける。
  • 専門医によってなされた診断と治療の選択を理解し、実行に移す手順を習得する。
  • 腎疾患は長期に渡ることが往々にしてあり、またしばしば自覚症状を伴わないケースもあることから、患者に疾患の理解と自覚をうながし、適切な生活指導を行う能力を身につける。
  • 慢性腎不全では血液浄化療法や、腹膜透析を必要とするが、これらの原理を理解し、看護師、CEなどのコメディカルスタッフと協力して行う医療の実体を経験してその重要性を理解する。
  • 各種血液浄化療法の対象となる腎疾患以外の疾患群を理解して、その適応の有無の判断と原理を理解できる。
  • 腎移植術の対象となる症例の適応の有無を理解できる。移植後の拒絶反応発症に対する治療法を理解できる。移植腎の経過観察法を理解できる。

指導体制

  • 部長、腎臓内科副部長(病棟医長)、人工透析部副部長、医員と大学院生が指導に当たる。
  • スタッフはそれぞれ日本内科学会専門医、指導医、日本腎臓学会専門医、指導医、日本透析医学会専門医、認定指導医の資格を有する。
  • 腎炎やネフローゼ症候群といった疾患の最終診断は腎臓の組織検査(腎生検)で行う。
  • 患者さんは腹臥位となり、術者は主に左腎の中極から下極にかけて腎臓表面に近い部位をバイオプシーガンで瞬間に採取する。
  • 採取する生検組織は鉛筆の芯の細さで約1-1.5cmくらいである。 採取された組織は各種顕微鏡による分析を行い、診断がつけられ、病変に応じた治療が開始される。
  • 自己血管内シャント造設術・PTAは当科で行い、確実に自己血管内シャント造設が自分で評価・指導ができる腎臓内科医を目指すことを目標とする。
  • 人工透析部では慢性腎不全の持続血液透析をはじめ各種の血漿交換療法、免疫吸着療法等を行っている。
  • 毎週の症例検討カンファ・教授回診で患者さんの訴えを聞き、診察をして問題点を討論し方針の検討を行う。
間スケジュール

下記は例です。それ以外の時間は受け持ち患者の病棟回診となります。

17:30〜 腎病理カンファレンス
18:00〜 抄読会
9:00〜11:00 シャント手術または腎生検
依頼箋当番
13:00〜14:00 腎生検またはシャント手術
10:00〜11:00 透析患者カンファレンス
16:00〜18:00 腎臓内科病棟
カンファレンス・回診
18:00〜 7病院腎病理合同
カンファレンス(月1回)
9:00〜12:00 透析当番
12:00〜17:00 依頼箋当番